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虫歯治療

大人の虫歯治療について

虫歯は年齢を問わず罹患する口腔の代表的な疾病です。
口腔に生息する細菌によって起こる感染症のひとつで、WHOの発表によると世界で25億人が罹患しているともいわれています。中でも大人の虫歯の原因は多様であり、その悪影響は口腔内に留まらず、全身の不調の引き金となることもあります。
大人の虫歯治療や予防を適切に行うためには、正しい理解が大切です。

虫歯になる原因

大人の虫歯の原因には、自宅でのケア不足だけでなく、食習慣、悪癖など様々です。

セルフケア不良

歯磨きは習慣的に行う人も多く、磨き方にムラがみられることが多いものです。また、デンタルフロスや歯間ブラシなどのケア用品を併用するなど、意識してまんべんなく磨くことが必要ですが、それでも完全に磨き上げることは難しく、面倒に感じる人も少なくありません。

口腔乾燥

唾液は口腔内を洗い流す自浄作用の要ですが、生活習慣や食いしばりなどの癖、ストレス、加齢などさまざまな要因によって唾液の分泌が減少し、口腔内が乾燥しやすくなり、自浄作用が低下します。

治療した歯が多い

一度治療すると、詰め物や被せ物の境目のわずかな段差や経年劣化によって、二次う蝕と呼ばれる虫歯のリスクが高まります。また神経を取る処置をした歯は細菌に対する耐性も弱まり、痛みなどの反応もなくなることから、気づかないうちに進行してしまうことがあります。

歯肉の退縮(根面の露出)

歯周病や食いしばり、咬み合わせ、長年の歯ブラシの習慣、加齢などによって歯肉が退縮すると、虫歯の耐性が弱い歯根が露出するため、根面う蝕とよばれる歯根にできる虫歯のリスクが高まります。

めりはりのない食習慣

だらだら食べや間食が多い人、糖分を含む飲料や飴などをよく摂る人は、口腔内が酸性になる時間が長くなるため、歯の脱灰が進み虫歯が進行しやすく、さらには一度に複数の歯が虫歯になることがあります。

ブラキシズム

ブラキシズムとよばれる歯ぎしりや食いしばりは、歯肉の退縮や歯のヒビ、欠けなどを引き起こしたり、口腔乾燥の原因となったりするため、虫歯のリスクが高くなります。

先天的または後天的の歯列不正

もともと歯並びの悪い人や、長年の癖や歯周病などが原因で後天的に歯並びが乱れた人は口腔ケアが難しく、磨き残しが増えて虫歯になるリスクが高まります。

歯科受診不足

子どものうちは、定期健診や親御さんの管理によって歯科受診の機会も多いものですが、大人になると自己責任となり、費用や時間を優先したり、虫歯に気づかなかったりして、受診の頻度が少なくなる人が多い傾向にあります。

虫歯になりやすい場所

虫歯になりやすい場所は、歯と歯の間だけでなく、口腔内のさまざまなところにも虫歯リスクが潜んでいます。

歯と歯の間(隣接面う蝕)

歯と歯の間は、歯ブラシで汚れをきちんと取り除くことが難しく、デンタルフロスなどを併用しなければ予防は困難です。特に歯並びが悪い部位は、汚れが残りやすく、虫歯のリスクが高い場所です。

歯肉との境目(歯頚部う蝕)

歯と歯肉の境目は、段差や歯周ポケットがあり、歯垢や歯石が沈着しやすく、細菌が増殖しやすい条件が揃っているため、虫歯になりやすい場所といえます。

歯の溝や窪み(小窩裂溝う蝕)

奥歯や上顎の前歯の裏側などには、裂溝とよばれる溝や小窩とよばれる小さな穴(窪み)があり、歯ブラシが中まで届きにくく、年齢にかかわらず虫歯の好発部位のひとつです。中には、もともと溝の深さが深いために、表面から見えているより内部まで虫歯が進行してしまうことがあります。

治療した詰め物や被せ物の境目(二次う蝕)

治療によって詰め物や被せ物をすると、異物と歯との間にミクロ単位の隙間や段差ができるため、細菌が侵入しやすくなります。詰め物などが外れて初めて見つかるケースも多く、気づいた時にはかなり進行していることがあります。

露出した根面(根面う蝕)

歯周病や食いしばり、加齢などが原因で歯肉が退縮して露出した歯の根面は、耐酸性に劣り、歯質も柔らかいため虫歯の進行が速く、痛みも感じにくいという特徴があります。特に高齢者に多くみられ、歯が折れるなどして抜歯のリスクが高い虫歯です。

虫歯を放置するリスク

虫歯は感染症のひとつであり、一度虫歯になると自然治癒は不可能です。
その虫歯を放置すると、徐々に内部に細菌が進行して歯髄に到達し、激しい痛みを経て神経が壊死したり、歯が崩壊したりします。そうすると、歯の咬み合わせもが乱れ、上下がきちんと咬めなくなり、咀嚼が障害されます。
ここから細菌はさらに骨の内部に侵入し、顎骨や副鼻腔などの周辺の組織に炎症を起こすだけでなく、血管内まで侵入し血栓の原因となって、やがては心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な病気の原因となることがわかっています。

虫歯の進行と症状・痛み

虫歯は、歯の表面が荒れる『脱灰』という最初の段階を経て、徐々に内部に進行していきます。

CO:初期虫歯(要観察歯)

「シーオー(Caries Observationの略)」と読み、虫歯の影響で歯のごく表面が荒れて白濁して見えますが、痛みはありません。

C1:エナメル質の虫歯

虫歯がエナメル質内に留まっている状態で症状はなく、浅い穴や黒っぽく変色した部分がみられます。痛みはなく、少し物が詰まりやすくなったと感じる程度です。

C2:象牙質まで進んだ虫歯

象牙質は象牙細管というストローの集合体のような構造をしており、象牙質まで虫歯が到達すると、その管を通って神経に刺激が伝わり、冷たいものや熱いもの、風、食物の詰まり込みなどによって痛みを感じるようになります。

C3:神経まで進んだ虫歯

細菌感染によって神経(歯髄)が炎症を起こし、冷温刺激や風、食物の詰まり込み、咬合などの刺激からくる痛みだけでなく、ズキズキとした自発的な痛みが起こります。痛みがピークを迎えるのと並行してダメージはより深刻になり、やがて神経は壊死し、歯の内部から崩壊していきます。
この頃から徐々に自発痛は治まる傾向にありますが、夜間や気圧の変化、咬合刺激などによって痛むようになります。また、感染が根尖から顎骨に拡大すると膿がたまり、歯肉が腫れたり水泡に似た膿の出口ができたりすることがあります。

C4:歯根だけ残った虫歯

すでに虫歯が歯全体に影響して歯冠部から歯根にかけて崩壊し、歯根の一部だけが歯肉に残った状態です。痛みはないことがほとんどですが、感染が歯の周囲に拡大して化膿することもあり、痛みだけでなく時には頬や歯肉が腫れることがあります。

当院の虫歯治療

近年、虫歯治療はできるだけ歯へのダメージを少なくし、治療中の痛みなどの患者様の苦痛にも配慮した治療が主流となっています。
当院でも、これまで歯科受診が苦手だった方が「行ってよかった」と感じていただけるような丁寧で精密な治療を心がけています。

無痛治療

無痛治療とは、できるだけ痛みによる負担を軽減するために、適切に麻酔を使って行う治療法です。
歯の麻酔には、注射の針の痛みを和らげる「表面麻酔」と歯肉に麻酔薬を注入する「浸潤麻酔」、神経の本管に麻酔薬を注入する「伝達麻酔」があり、最も一般的に行われるのが浸潤麻酔です。また、同じ浸潤麻酔でも、電動注射器を使用して細い針でゆっくり麻酔薬を注入する方法では、痛みをさらに軽減できます。
ただし、痛みの感じ方には個人差があり、完全に痛みがないわけではありません。完全に痛みを感じなくするには「全身麻酔」や鎮静剤を使った「静脈内鎮静法」「笑気麻酔」などの方法が必要で、設備の整った歯科医院や大学病院などで治療を受ける必要があります。

拡大鏡を用いた治療

歯科用拡大鏡はルーペとも呼ばれ、治療を行う部分を大きく拡大して見るための機器で倍率もさまざまな種類があります。
術野を拡大して見ることで歯を削る量を最小限に抑え、より精密な治療を行えるというメリットがあります。拡大鏡を用いた治療は実際の視界と術野のサイズや距離感が異なるため、訓練と高度なテクニックが要求されます。

できるだけ神経を残す治療

歯は歯髄内を通る神経がさまざまな生体反応をして、血管からは栄養をもらってます。しかし、虫歯などで神経を取り除くと生体反応がなくなり栄養も供給されないため、歯質は脆くなり、虫歯の進行にも気づくことができなくなります。
そこで当院では、虫歯の状態に合わせてできるだけ神経を残すための治療(歯髄保存療法)を選択しています。以前は成果があまり高くなかった歯髄保存療法ですが、材料やテクニックの進歩により現在は高い成果を得ています。

虫歯の進行段階ごとの治療法

虫歯は進行段階によって治療法が異なります。
歯の寿命を長くするためには、進行の程度や予後の予測によって最適な治療法を選択することが大切です。

COの場合

基本的に治療の必要はありませんが、表面が荒れているため、これ以上進行しないよう経過観察による管理を行います。
また、フッ素などを含んだ歯磨き剤や洗口剤などを日常的に使用して、丁寧な歯磨きをすることで再石灰化を促すことも大切です。

C1の場合

穴になっていたり、黒くなっていたりする場合は治療が必要ですが、麻酔は必要ないことがほとんどです。それほど内部まで広がっていない場合には、必ずしも削らず経過観察をしながら再石灰化を促すこともあります。

CR充填:保険診療

CRは、コンポジットレジンという歯科用プラスチック素材です。
虫歯になった部分を削って取り除き、表面処理をしてからCRを詰めて硬化させた後、段差が残らないよう研磨します。
歯に近い色で詰められるので、目立たず1回で治療が完結します。

CR充填:自費診療

コンポジットレジンにセラミックの微粒子を加えて、強度も審美性も高めた自費用CRです。
色は歯とほとんど同じ色で目立たないというメリットがあり、1回で治療は終わります。

アマルガム充填:自費診療(2016年~)

アマルガムは歯科用水銀を含んだ充填材料で、200年以上前から1990年ごろまで歯科治療の中心として使われてきた歴史あるものです。しかし水銀の危険性が問われることとなり、安全性に否定的な見解もあることから2016年から補填適用から除外され、現在ではほとんど使われなくなりました。
人によっては過去に充填されたままになっていることがあり、除去するべきか、除去にかかる費用はどれくらいか、歯科医師と相談することをお勧めします。

C2の場合

象牙質まで進行しているため削る量もC1より多く、治療に痛みを伴いますので、麻酔をして治療します。ただし、神経の処置は必要ない程度ですので、治療回数は1~2回で終わることがほとんどです。

CR充填:保険診療

虫歯になった部分を削り取り、CR(コンポジットレジン)という歯科用プラスチックを詰めます。
CRは見た目に目立たないという大きなメリットがありますが、強度的にやや弱いというデメリットもありますので、C2では強度や審美的な理由から奥歯の溝や前歯や歯の唇面など、限られた部分に使用されることが多いですが、治療は1回で完結します。

CR充填:自費診療

コンポジットレジンにセラミックの微粒子を混ぜた自費用のCRで、強度や審美性を高めています。色は歯とほぼ同じで、1回の治療で完結します。

インレー

インレーとは、部分的に削って整えた部分の型を採り、模型上で歯に合わせて作成した補綴物(人工の詰め物)で、型取りから完成まで一般的に1週間程度かかります。
出来上がったインレーは、合い具合や咬み合わせを調整して、歯科用セメントや接着剤で歯に合着します。
インレーは、材料によって保険適用のものと自費診療のものがあります。

インレー:保険診療
  • メタル:12%金銀パラジウム合金という金属で強度は高いが、銀色で目立ちます。
  • レジン:歯科用プラスチック製で歯と同系色ですが、強度が弱く変色しやすいので大きく削った歯には不向きです。
インレー:自費診療
  • ハイブリッドセラミック:プラスチックとセラミックを混ぜた材料。保険診療のレジンインレーより硬く、セラミックより割れにくい特徴があり、自費の中ではやや安価ですが、変色や擦れなどの耐久性はセラミックに劣ります。
  • セラミック:セラミック(陶器)でできており、歯に合わせた自然な色が再現でき、変色にも強いものの、素材の性質上強い衝撃で割れることがあります。
  • ジルコニア:歯やセラミックより非常に硬く強い力にも耐えられますが、素材の特性上透明感が再現しづらく、白っぽさが目立ちやすいというデメリットがあります。
  • ゴールド:純度の高い金で作られていて、歯に最も適した材料とされていますが、近年金の価格が上昇しているため、歯科での費用も高騰しています。

アマルガム充填(C1と同じ):自費診療(2016年~)

アマルガムは歯科用水銀を含有するため保険適用から除外されましたが、長年の実績から現在も賛否両論ある材料です。過去の充填を詰めなおす場合は、歯科医師と相談することをお勧めします。

C3の場合

細菌の感染が象牙質を超えて歯髄まで進行した状態で、根管治療とよばれる神経の処置が必要です。根管治療の回数や期間は経過を見ながら判断するため個人差がありますが、回数も多く期間も長くかかるのが一般的です。
根管治療を行った歯は失活歯や無髄歯とよばれ、生きていない死んだ歯となります。また、C3になると歯の損傷も大きいため、ほとんどが根管治療後は型取りをして部分または全体的に被せることになります。

歯内療法:保険診療

歯内療法では、進行状況によって処置が変わってきます。

抜髄

細菌が歯髄に到達していますが、神経はまだ生きている状態の時に麻酔をして、根管の先端まで神経を取り除く治療をいいます。抜髄後は根管に薬剤を入れて殺菌する根管治療を複数回行った後、根管充填(根管内を薬剤で完全に封鎖すること)を行います。

感染根管処置

歯髄の感染が進み、既に歯の神経が死んでしまっている状態や、過去に抜髄した歯が再び感染していると診断された場合に、抜髄と同様に根管の先端まで殺菌する治療です。麻酔は必要ないものの、抜髄よりも治療回数が多く期間も長くかかるのが一般的で、治療が終わったら根管充填をして封鎖します。

歯髄保存療法:保険診療

歯内療法や歯髄保存療法などを行った後は、削った歯の機能を回復するための治療が必要です。

間接覆髄法

虫歯が深く歯髄近くまで達しているが歯髄への影響がほとんどない場合、歯髄が露出する手前を専用の材料で覆って保護し封鎖する方法です。
神経を取らなくても治ることが期待できる場合に行われます。

直接覆髄法

虫歯を除去していてわずかに神経が露出してしまった場合や、急な外傷などで歯が折れて歯髄が露出した場合などに、露出した歯髄部分を専用の材料で覆って封鎖する方法です。
ただし、治療後であっても既に神経に影響が及んでいると判断された場合には、後から抜髄になることがあります。

部分断髄法

虫歯が歯髄の一部だけにとどまっている場合に、感染して炎症を起こした部分だけを取り除いて健全な歯髄は残す方法です。
ただし、既に深くまで影響が及んでいる場合は感染が進み、後から抜髄になったり神経が死んだりしてしまうことがあります。

全部断髄法

歯の歯冠部分の歯髄だけを取り除き、根管の入り口から先の歯髄は残す方法です。歯根部の歯髄は生きているため、歯としては生きた状態で保存することができます。
ただし、予後が悪い場合には抜髄になることや、神経が死んで感染根管処置が必要になることがあります。

インレー(C2と同じ)

虫歯で削合した部分がそれほど大きくない場合に自分の歯を活かして、部分的に装着する補綴物(人工の詰め物)で材料によって保険適用のものと自費のものがあります。

インレー(C2と同じ):保険診療

金属、レジン

インレー(C2と同じ):自費診療

ハイブリッドセラミック、セラミック、ジルコニア、ゴールド

クラウン

虫歯による損傷や歯内療法によって大きく削合した歯の中を補強して土台を作り、歯冠全体を被せる人工の被せ物をクラウンといいます。
クラウンは、保険治療と自費治療があります。

クラウン:保険診療
  • メタル:12%金銀パラジウム合金という金属で、強度は高いですが銀色で目立ちます。
  • CAD-CAM冠:歯科用プラスチックとセラミックを混ぜたハイブリッドレジン製で、歯のデータから専用の機械で材料を削り出して作られます。比較的、天然歯に近い色ですが、保険で装着する歯には決められた条件があり、強度的に割れやすいという特徴があります。金属アレルギーに対応しています。
  • PEEK冠:歯科用高強度プラスチック(レジン)製で、透明感のないマットな白さなのでやや目立ちやすい色ですが、材料にしなりがあり割れにくく、すべての奥歯が保険適用されます。金属アレルギーに対応しています。
  • 前装冠:本体はメタルで唇面(表)だけをレジンで覆ったもので、前歯に使用されます。経年でレジンが変色したり欠けたりすることがあります。
  • 硬質レジンジャケット冠:全体が高強度プラスチック材料で作られたもので、前歯から小臼歯までが対象となります。見た目には天然の歯に近い色合いですが、経年で摩耗や変色しやすく、歯垢が付着しやすいというデメリットがあります。
クラウン:自費診療
  • オールセラミック:全体がセラミック(陶器)でできており、審美的に最も再現性が高い素材です。変色にも強いものの、素材の性質上強い衝撃で割れることがあります。
  • メタルボンド:本体はメタルで表面をセラミックにすることで、強度と審美性を高めたものです。ただし、セラミック部分は強い衝撃で破損することがあります。
  • ジルコニア:セラミックより強度に優れていますが、透明感が再現しづらい素材で白っぽく見えるため、やや目立ちやすいというデメリットがあります。また、非常に硬いため装着後の微調整や除去が難しいといわれています。
  • ゴールド:適合性が高く最適な材料とされていますが、金相場の上昇により費用は高騰しています。

C4の場合

虫歯が歯根部まで到達し崩壊した状態です。
何らかの理由で抜歯せず保存することもありますが、予後がよくないことが多いといわれています。

抜歯:保険診療

麻酔をして歯の全体を抜きます。歯の状態によって「普通抜歯」「難抜歯」「分割抜歯」などの方法があり、麻酔も浸潤麻酔や伝達麻酔など、部位や状態に合わせて選択されます。
抜歯後はブリッジや義歯、インプラントなどの方法で歯がなくなった部分を補うことが必要です。

根面版・根面充填:保険診療

総義歯などの大きな義歯を作成予定の場合に、残根に金属やCR等で蓋をして残すことがあります。
義歯の沈み込みを抑えたり義歯を安定させたりすることができる他、基礎疾患があって抜歯のリスクの高い高齢者などの場合にも有効です。

よくある質問

虫歯治療の時間はどのくらいかかりますか?

1回にかかる時間は30分~1時間程度が一般的ですが、根管治療ではもっと短いこともあります。治療の内容によって異なりますので、診察の際にお伝えいたします。

虫歯治療は何回かかりますか?

虫歯の状態や本数、治療の内容によって異なります。
例えば、小さい虫歯なら1回で終わることも多いですが、型取りになれば最低でも2回はかかります。虫歯が進行している場合や本数がたくさんある場合には、治療回数も増えますし、治療期間も長くなる傾向にあります。

他院で虫歯治療中でも診てもらうことはできますか?

できますが保険上のルールがあり、現在治療中の歯を2つの歯科医院で並行して治療することはできません。

虫歯治療をした歯が、また痛むことはありますか?

一度治療した歯は虫歯になるリスクが高く、気づかないうちに再び虫歯になっていることがあります。また、神経を取った歯が化膿して痛むこともあります。
レントゲン検査で確認できますので、早めの受診をお勧めします。

歯が沁みることが多くなりましたが、虫歯でしょうか?

歯が沁みる原因としては、虫歯だけでなく知覚過敏の可能性もあります。知覚過敏の原因としては、食いしばりなども考えられますが、隠れた虫歯の可能性もありますので、受診して検査されることをお勧めします。

虫歯でも痛みがないことはありますか?

初期の虫歯や既に神経のない歯にできた虫歯は痛みを感じません。
神経のない歯は進行しても気づかないことがありますので、定期的に受診してチェックを受けることが大切です。

虫歯治療では必ず麻酔をしますか?

初期の虫歯や神経のない歯は治療に痛みを感じないので麻酔は必要ありません。ただし、痛みは患者様の感覚によるものですので、希望があれば麻酔を行うことがあります。

治療概要

治療方法

虫歯治療

治療の説明

虫歯の程度によっては神経の処置などを行い、削ったり失ったりした部位を詰め物や人工物によって機能を回復することを目的とした治療です。

治療期間

治療法による

通院回数

治療法による

治療の副作用(リスク)
  • 状態によっては根管治療や歯の補強(土台)などが必要になる
  • 治療をした歯は二次う蝕(再う蝕)のリスクが高くなる
  • 充填物(詰め物)や補綴物(被せ物や義歯等)によっては、劣化や破損、変色することがある
  • 根管治療を行った歯は歯質が脆く痛みを感じないため、気づかないうちに虫歯が進行していることがある
  • 治療後に咬み合わせや適合が悪くなることがある
  • 治療後に知覚過敏や咬合痛などの痛みが出ることがある
  • 麻酔後の歯肉に痛みや炎症を起こすことがある
ダウンタイム

治療法による

術後の制限事項
  • 食いしばりの強い人は破折防止のためナイトガードの装着を推奨
適応症例

治療法による