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PERIODONTAL DISEASE レーザーによる歯周病治療

南多摩歯科クリニック > 一般歯科 > レーザーによる歯周病治療

レーザーを使った歯周病治療とは

レーザーを使った歯周病治療とは、歯石除去やプラークが形成するバイオフィルムなどを取り除く、従来の治療に新たに加わった炭酸ガスレーザーを使用した歯周病治療です。炭酸ガスレーザーを照射することで、歯周病に罹患した歯肉の治癒や再生を促進し、炎症や痛みを軽減することが可能です。
レーザー治療では治療に伴う痛みがほとんどないため、麻酔が不要になることやレーザー治療のもつ作用によって、従来の治療法より効果的に治療することができます。

歯周病とは

歯周病は、細菌感染によって歯肉や歯を支える歯槽骨が破壊されてしまう病気です。歯周病の歴史は古く、紀元前から記録が残されており、現代においても最も感染者の多い感染症で、日本人が歯を失う原因の半数を占めています。
以前は対症療法が中心でしたが、現在は研究が進んで原因が解明され、原因にアプローチする治療や予防が主流となっています。

歯周病の症状

歯周病の症状は、まず歯肉から始まります。はじめは赤みや腫れといった軽い炎症ですが、やがて出血がみられるようになり、歯肉炎から歯周炎となって炎症が拡大します。同時に歯を支えている歯槽骨が破壊され、溶け始めます。
骨が吸収されると歯周ポケットが深くなり歯の支えも弱くなって、歯はぐらぐらと動揺を始め、最終的には抜け落ちてしまうことになります。

歯周病の原因

歯周病の原因は、歯垢(プラーク)の中に存在する歯周病の細菌です。一般的には歯周病菌と総称されますが、中でも『フォルフィロモナス・ジンジバリス』『トレポンレーラ・デンティコラ』『タネレラ・フォーサイシア』の3種類はレッドコンプレックスと呼ばれるTOP3です。
歯垢には、わずか1mg中に1~2億個もの細菌が存在しているといわれており、その中には虫歯菌や歯周病菌も含まれています。つまり、歯周病の直接的な原因は歯垢であるということになります。
また、歯周病の間接的な原因としては、フィットしていない被せ物や詰め物、歯列不正、噛み合わせのずれ、さらに喫煙や糖尿病などの全身疾患などが挙げられます。

レーザーによる歯周病治療の流れ

当院では、長年歯周病の治療を手掛けてきた実績豊富な歯科医師が丁寧に診察を行い、的確な診断によってひとりひとりに最適な歯周病治療を提案することを心がけています。

  • 1.

    問診

    お口に関する気になっていることや症状、治療の希望などについて詳しくお聞きします。また、既往歴(これまでに罹った病気について)や現病歴(現在治療継続中の病気)、現在飲んでいる薬やアレルギーの有無などについてもお聞きします。

  • 2.

    検査

    歯周病の診断には以下の検査を行います。

    基本検査または精密検査

    歯周ポケットの深さ(プロービング検査)、歯の動揺度、出血や排膿の有無について検査します。基本検査と精密検査では、1歯あたりの歯周ポケットを測定する箇所の数が異なり、精密検査の方が細かく測定を行います。

    レントゲン検査

    歯槽骨の状態や歯槽骨内の病変の有無、歯根の状態などを確認します。

  • 3.

    診断

    検査の結果を基に歯周病の状態把握を行い診断します。
    歯周病を正確に診断するにあたり、アメリカやヨーロッパで提唱された「ステージ」と「グレード」による分類が使われます。

  • 4.

    レーザー治療

    炎症を起こしている歯肉に直接レーザーを照射して治療を行います。
    瞬間的かつ1点に集中させないように細心の注意を払い照射しますので、ほとんど痛みを感じません。

  • 5.

    クリーニング

    歯の歯冠部に付着している歯石を取り除き、歯の表面をツルツルになるまで磨きあげることで歯周病の再発を防ぎます。

  • 6.

    再評価

    これまでの歯周病治療によって改善がみられたかを確認するため、歯周基本検査または歯周精密検査によって評価を行います。この検査のことを再評価といいます。

レーザーによる歯周病治療のよくある質問

歯周病レーザー治療は痛いですか?

歯周病レーザー治療は、痛みを感じないことがほとんどです。そのため、局所麻酔のための注射が必要ありません。

一般的な歯周病治療と何が違いますか?

一般的な歯周病治療は、歯周病の原因となる歯垢や歯石を除去することによって、炎症による症状を和らげ改善する治療が中心となります。
歯周病レーザー治療では、プラークコントロールや歯石除去による改善に加え、歯周組織や歯槽骨の治癒と再生を促す作用があるので、より効果的に治療成果を得ることができます。

レーザーによる歯周病治療の概要

治療方法

レーザーによる歯周病治療

治療の説明

歯周病治療に炭酸ガスレーザーを使用することで、遠赤外線効果によって炎症や痛みの緩和をはじめ、損傷した歯周組織の治癒や再生が促進されて、従来の治療法より効果的に治療します。

治療費

保険診療内に含まれるため、レーザー照射費用は無料です。

治療期間

継続的な治療が必要

通院回数

継続的な通院が必要

治療の副作用(リスク)

皮下気腫のリスクがある